社会

のど越しとコシ、この手作業から 手延べそうめん最盛期

 江戸時代から伝わる愛知県安城市特産の「手延べそうめん」作りが最盛期を迎えている。同市和泉町の「間杉手延製麺所」では、蒸し暑い室内で職人が竹の棒を操り、麺の生地を長さ約3・6メートルまで延ばし、純白の絹糸のように仕上げていた。  一度乾燥させた麺は、湿った風にさらすなどして半生状態に戻す。多い日は1日約1千食分を生産するという。経営者の間杉秀昭さん(74)は「細いわりにコシが強く、何とも言えないのど越しが楽しめます」。作業は8月中旬まで続く。(上田潤) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「地面師」事件、3被告に実刑判決 東京地裁

 土地の所有者になりすました「地面師」グループが積水ハウスから約55億円の売却代金をだまし取ったとされる事件で、東京地裁(石田寿一裁判長)は17日、詐欺罪などに問われた秋葉紘子〈こうこ〉(75)、羽毛田(はけた)正美(64)の両被告に懲役4年(いずれも求刑・懲役7年)、常世田(とこよだ)吉弘被告(68)に懲役4年6カ月(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。10人が起訴された事件で、判決は初めて。  判決によると、3被告は2017年、内田マイク被告(66)らと共謀し、東京都品川区の旅館跡地の所有者の女性(故人)になりすまし、積水ハウスから土地・建物の売却代金をだまし取るなどした。  判決は、所有者の情報を集めて計画を立てる上位者、なりすまし役、手配役など、多くの役割分担をした「組織性の高い犯行」と指摘。犯行に使われた偽造パスポートなどは専門家も見破れないほど精巧で、「不動産登記制度への信用を損なった点も看過できない」と批判した。今回の3被告についてはグループ内で従属的な立場だったとしつつ、「刑事責任は相応に重い」として実刑判決を言い渡した。(阿部峻介) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

逃走容疑者、2階ベランダから侵入か 高2切りつけ

 埼玉県蕨市で高校2年の男子生徒(17)が自宅2階の一室で男に首を切られて負傷した殺人未遂事件で、住宅の1階玄関の警報器は作動していなかったことが捜査関係者への取材でわかった。2階ベランダからは家族以外の足跡が見つかっており、県警は男が玄関ではなく2階から侵入したとみて調べている。  捜査関係者によると、この住宅… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

奈良市庁舎めぐり市長と知事の対立激化 耐震化と移転建て替えめぐり(産経新聞)

 老朽化が進む奈良市役所本庁舎は耐震化すべきか、移転建て替えすべきか-。市庁舎の耐震問題をめぐり、奈良市と奈良県の意見対立が激化している。現地での耐震改修を決めた仲川げん市長に対し、荒井正吾知事は「待った」をかけ平城宮跡付近への移転建て替えを提案。自ら市議会に乗り込み計画の再考を促すなど、異例ともいえる猛アピールを繰り返している。(桑島浩任) 市役所本庁舎は昭和52年に完成した3棟の耐震性に問題があり、うち2棟は震度6強の地震で倒壊する危険性が高いとされる。市は現庁舎に鉄骨製の外付けフレームを設置する総事業費32億6千万円の耐震改修計画を策定。ほぼ半額を国の交付税でまかなう予定だが、来年度末までの工事完了が条件となっており、一日も早く着工したいのが本音だ。 ところが、この計画に異議を唱えたのが荒井知事。今年1月に市議会の勉強会の場で、平城宮跡南側の積水化学工業奈良事業所跡地への移転建て替えを提案。今月、県が土地を先行取得した上で市に無償貸与するという“お膳立て”プランを明らかにした。 荒井知事が移転案を推す背景には、平城宮跡周辺から奈良公園にかけてのにぎわい創出を目指す、県のまちづくり計画がある。市役所南側では来春、外資系高級ホテルやコンベンションセンターが完成予定で、知事は市役所移転後の跡地開発に色気を見せている。 荒井知事は今月11日、再び市議会の勉強会に出席し、耐震改修では将来の建て替え費用を含めて154億円の財政負担がかかるが、「移転なら61億円で済む」とメリットを強調。新庁舎のイメージ図まで披露し、参加者を驚かせた。知事の“越権”ともいえる言動に、仲川市長は「知事の試算には誤りがある」とした上で、「現実的には50億円損をする」と応酬した。 18日には荒井知事と仲川市長による公開会談が県庁で予定されている。仲川市長は「2年かけて計画してきた案を白紙には戻せない」としており、両者の溝が埋まるのか注目される。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

期日前の24人投票できず、長崎 壱岐でシステム故障(共同通信)

7/17(水) 21:05配信  長崎県選挙管理委員会は17日、同県壱岐市の投票所で、期日前投票のシステムが一時使えなくなり、市内計4カ所の投票所に訪れた24人が投票できずに帰ったと発表した。原因を調査している。 県選管によると、17日午後3時40分ごろ、システムがダウンし、選挙人名簿と投票に訪れた人を照会できなくなった。約55分後にシステムは復旧した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

職務質問振り切り逃走の男 神戸市内で発見し逮捕(関西テレビ)

関西テレビ 和歌山市で職務質問を振り切り、警察官を負傷させて逃げた32歳の男について、警察は神戸市で男の身柄を確保し、逮捕しました。公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕されたのは、住所・職業不詳の土井原悠也こと朴悠也容疑者(32)です。朴容疑者は今月10日、和歌山市内の駐車場で盗難ナンバーが付いている車に乗り込もうとした際、職務質問をしようとした警察官を振り切り、少なくとも4人にケガをさせた疑いがもたれています。朴容疑者はそのまま逃げていて、乗っていた車だけが翌日、大阪府岬町の路上で見つかっていて、警察は朴容疑者を指名手配し、写真を公開するなどして、行方を追っていました。その結果、警察は17日午後6時前に神戸市内で朴容疑者の身柄を確保し、逮捕しました。関西テレビ 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

上皇さま「怪我ないか」と気遣い 75年、沖縄火炎瓶事件(共同通信)

 上皇さまの皇太子時代の側近トップ故鈴木菊男元東宮大夫(1906~97年)が日記を残していたことが分かった。上皇さまが44年前の75年7月17日に沖縄県を初めて訪れ、糸満市のひめゆりの塔で火炎瓶を投げ付けられる事件が起きた際に「あの人は怪我はないか」と、案内役の女性を気遣う様子が記されていた。現場は「ぱつと火の海となる」と書き留められ、緊迫した状況が伝わってくる。上皇后美智子さまも同行していた。 共同通信が17日までに日記の一部を遺族から預かった。鈴木氏はご夫妻の結婚にも尽力し、皇太子妃選考過程をメモにまとめていたことが既に明らかになっている。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

校舎4階から中1転落死「学校側に過失」 市が賠償決定

 大阪府大東市の市立南郷中で2018年7月、1年生の男子生徒(当時13)が校舎4階から転落して死亡した事故で、市は学校側に過失があったとして、遺族に約1760万円の損害賠償を支払うことを17日の特別議会で決めた。  市教育委員会によると、生徒は4階の渡り廊下にある吹き抜け(幅約1・2メートル、奥行き約2・5メートル)から約12メートル下の1階に転落。吹き抜けの周囲には高さ1・5メートルの柵が巡らされていた。休憩時間中に柵に上って遊び、ジャンプしたところ、天井の梁(はり)に頭を打ち、落下したという。  学校での転落事故をめぐっては文部科学省が、校内の危険箇所の対策を進めるよう通知を出している。しかし同校は、転落する危険性を認識せず、安全ネットや、注意喚起を促す掲示を設置していなかったという。こうした対応に不備があったとして市は過失を認めた。遺族にはすでに日本スポーツ振興センターから約2800万円の災害共済給付が支払われている。  市教委の亀岡治義教育長は「学校管理下においてこのような重大事故が起こり、大変重く受け止めており、深くおわび申し上げます。学校施設の安全安心の確保に全力を尽くしてまいります」とコメントを出した。(森下裕介) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

辺野古埋め立て「承認撤回取り消しは違法」 県が国提訴

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、4月に国土交通相が、県による埋め立て承認撤回を取り消す裁決をしたのは違法だとして、県は17日、裁決の取り消しを求める訴えを福岡高裁那覇支部に起こした。玉城デニー知事は記者団に「国と地方のあるべき姿を示す判断をしていただきたい」と述べた。  県は昨年8月、辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回した。防衛省は行政不服審査を請求し、石井啓一・国交相が4月に撤回を取り消す裁決をした。これに対し県は、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し立てたが却下された。県はこれを不服として、地方自治法の規定に基づいて提訴した。(伊藤和行) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

手術用抗菌薬が不足、医療機関4割超に影響 厚労省調査

 手術で感染症を防ぐために広く使われている抗菌薬「セファゾリン」の供給が不足している問題で、4割以上の医療機関で使用を制限したり使えなくなったりしていることがわかった。厚生労働省が16日、全国約1千の医療機関に対して行ったアンケート結果を発表した。  セファゾリンは日医工(富山市)が国内シェアの約6割を占める。昨年末から輸入する原薬に異物が混入するようになり、生産を停止し、今年3月中旬には在庫がなくなった。医療機関では他社製のセファゾリンや別の抗菌薬で対応している。厚労省のアンケートでは、特に病床数が300以上の医療機関では5割以上で使用を制限したり、使えなくなったりしていた。だが、手術を延期した医療機関は整形外科など四つにとどまったという。  セファゾリンは黄色ブドウ球菌などに効果が高く、多くの手術で第一選択薬になっている。厚労省によると他社は生産体制に余裕がなく大幅な増産が難しい状況という。日医工によると、異物のない原薬が供給できつつあり、年末までにセファゾリンの出荷を再開できる予定という。(三上元) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル