「おいしい」だけでなく「違和感」も ウフマヨを真っ黒にしたわけは

記事の後半でレシピをご覧いただけます

 「新しい『体験』をしてほしい」と考え、化学の知識に基づく日本酒と食事のペアリングを広めてきた千葉麻里絵さん(39)。2022年、さらに多様な人にペアリングを楽しんでほしいと東京・西麻布に日本酒専門店「EUREKA(ユリーカ)!」を開きました。

 「ユリーカ」は「覚醒」や「発見」を意味します。一方、「!」はびっくりマークではなく、数学の「階乗」。「『発見』が掛け合わさって増えていくといい」との願いを込めました。海外からのお客さんも増え、日本酒のペアリングを楽しんでもらっています。

 千葉さんは「心地よい違和感」を大切にしているといいます。背景には、パッチワークアーティストだった母の影響があります。子どものころ、千葉さんがピンクや花柄などの布でパッチワークを作っていると、母がその中の1枚をグレーの布に変えました。「少しノイズが入ると、とたんにかっこよくなる」という感覚が心に残りました。

 「EUREKA!」の看板メ…

この記事は有料記事です。残り929文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment