「お惣菜でゴメン」もうやめた 出勤前、コロッケの匂いに確信した朝

 漫画家・うさ/(@usa_manga)さん夫婦は共働きで、娘は保育園に通っている。

 0歳から2歳にかけては、夫が単身赴任中だったため「ワンオペ育児」だった。

 初めての育児だったが、周りに頼れる親戚や友人はいない。

 仕事もすぐに復帰してバリバリ働く一方、「いい母親でいなくちゃ」という思いは強かった。

 市販品をあまり食べてくれなかったこともあるが、離乳食は手作り。

 何だったら食べてくれるのかがわからず、食べ残しされるたびに気がめいっていった。

ちゃんと作れなくてゴメン

 保育園で給食が出るようになると、少し気持ちが楽になった。

 給食で食べてくれたものを聞いて、それを作れば良かったので娘の好みがわかってきた。

 成長した今は、カットしたトマトやキュウリ、シラス、ヒジキ、ノリなどが好物。

 我が子ながら渋いチョイスだな、と感じている。

 冷凍食品の定番である唐揚げやコロッケ、グラタンなどは「味が濃いから」と好きではない。

 仕事が忙しい時は、スーパーのお惣菜(そうざい)になることもある。

 そのたびに「ちゃんと作れなくてゴメン」という気持ちになっていた。

出勤前の出来事で一変

 今年の春、そんな気持ちが一変する出来事があった。

 それは出勤前、スーパーの前…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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