「きょうのおんどく!」かけがえない思い出 投稿すると、つながった

 たどたどしい声で、つまずきながら、小3の息子が昔話を1話、読み終える。

 へとへとになった息子に、料理をしながら聞いていた女性は声をかけた。

 ――ママ、○○くんの声が大好き。毎日聞きたいな。

 息子は照れくさそうに笑う。「うん、いいよ。よんであげる」

 十数年前のこと。大阪市に住む50代の女性にとって、食事の準備は親子のかけがえのない時間だった。

 当時、息子は言葉で自分の気持ちを表現するのが苦手だった。友達とけんかしてしまうこともあった。

SNSで投稿 思わぬ「再会」へ

 学校の担任教師に相談してみ…

この記事は有料記事です。残り1018文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment