「ぎりぎりのラインで活動」 猪瀬直樹・元都知事が語る東京五輪招致

 東京五輪パラリンピックをめぐり、石川県馳浩知事が、高額のアルバムをつくり、投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)の委員におみやげとして渡したと話した。この発言によって、改めて注目が集まった五輪招致活動の実態はどのようなものだったのか。当時の招致委員会会長で、都知事だった猪瀬直樹氏(77)に聞いた。

 「招致活動を担っていたのが、開催都市である東京都とJOC(日本オリンピック委員会)。野球に例えるのならば、両者がグラウンドでプレーし、国会議員や都議は観客席にいる応援団という立場だった」

 猪瀬氏が語る招致活動の構図だ。招致が決まった2013年、馳氏は衆院議員で、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていたが、招致活動の中枢に関わる立場ではなかったという。

「偶然という形でオペラの隣席に」

 招致委会長を務めた猪瀬氏ら…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment