「くまモンの体操の歌」制作者、性的関係強要で和解成立

 熊本県のキャラクター、くまモンの体操の歌を作詞作曲した作曲家のボンボ藤井(本名・藤井衛)氏(53)に、仕事上の立場を利用して繰り返し性的関係を強要されたとして、県内の20代女性が1600万円の損害賠償を求めて熊本地裁(佐藤道恵裁判長)に提訴し、今月4日、和解が成立した。

 6日、女性側が記者会見を開き、和解内容と経緯について説明した。それによると、藤井氏は2018年、県内を拠点に芸能活動を目指していた女性と仕事で知り合った。藤井氏は自身の優位な立場を利用し、女性に「逆らえば芸能界での道が閉ざされかねない」と思わせるような言動をして、女性の意に反して繰り返し性的関係を強要した。女性は昨年、藤井氏を相手取って提訴していた。

 和解では、藤井氏は女性に対して謝罪。今後女性に一切接触しない誓約と、320万円の賠償金を支払うという条件で成立した。

 会見には女性本人も出席した。女性は事件後、芸能活動を断念。「前へ進むために(和解という)折り合いをつけても、この出来事は一生私に付きまとう。仕事と夢に向き合う自信がなくなった」と涙を流しながら心境を語った。

 自ら会見に臨んだ理由について…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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