「ここに上陸されたら…」自衛隊がミサイル配備進める南西の島々

【動画】宮古島であった対空・対艦ミサイル部隊の訓練=藤脇正真撮影

 トラック型のミサイル発射装置が相次いで上空を向き、射撃態勢をとった。発射装置から伸びるケーブルを隊員が素早く数十メートル先の遠隔操作のための機材に接続する。

 「安全点検!」「よし!」。機材の周囲にしゃがみ込んだ隊員たちのもとに、最後に駆け寄った1人が右手を挙げ、「展開完了!」と声を上げた。

 陸上自衛隊宮古島駐屯地沖縄県宮古島市)で2月8日にあった対空・対艦ミサイル部隊の訓練は、上空からの攻撃に対処しつつ、敵の艦艇を迎え撃つシナリオのもとに進んだ。

日本復帰から50年を目前に、米中対立の「最前線」に置かれる沖縄。沖縄を代表するリゾート地・宮古島や石垣島では、自衛隊がミサイル網の構築を急いでいます。記事後半では、軍事基地化が進む現場を記者が訪ね、住民らに思いを聞きます。

 駐屯地は島の中央部にある…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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