「インデアンシック」は解消? 十勝のソウルフード、冷凍パックに

 「インデアンシック」になっても、これで大丈夫――。

 北海道十勝地方を中心に展開する帯広市の「カレーショップ インデアン」のカレーは、地元住民にとって「ソウルフード」だ。地元を離れた人は、小さい頃から食べてきたその味を思い出す。そして、「ホームシック」ならぬ「インデアンシック」にかかるとか。そんな人たちが待ち望んできた「インデアンカレー冷凍パック」が今秋、ついに販売開始された。

 「カレーショップ インデアン」は、帯広市で1899年に創業した老舗食堂「藤森商会」が経営する。3代目社長の藤森照雄氏(故人)が1968年に、売れ筋だったカレーを分離させ、専門店を立ち上げたのがスタートだ。

 年間売り上げは約250万食。3種類のルーのうち、定番の「インデアンルー」は、数十種類のスパイスに肉が溶け込んだ濃厚で辛さ控えめなルーが特徴。税込み528円のお手頃価格も愛される理由だ。

 持参した鍋や密閉容器でルーをテイクアウトする姿が当たり前のように見られることでも知られる。十勝の人たちは、自宅に限らず、子供会など何か集まりがあるたびに、インデアンカレーが出てくる中、成長するのだ。

 帯広市の団体職員、植田康裕…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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