「コロナ禍の今年、感慨もひとしお」八坂神社本殿国宝に(産経新聞)

 本殿が国宝に指定されることになった八坂神社(京都市)。疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社であり、建造物としての学術的価値だけでなく、長年にわたり氏子らと祇園祭を継承してきた点も評価された。  「コロナ禍の今年、答申を受けたことは感慨もひとしおだ」。森壽雄(ひさを)宮司(72)はこう喜んだ。  今年は新型コロナウイルスの影響で祭りの山鉾(やまほこ)巡行と最重要神事の神輿(みこし)渡御(とぎょ)が中止に。氏子の熱意と神社の使命感から、神霊を榊(さかき)に遷して氏子区域を回る今年限りの「御神霊(しんれい)渡御祭」を行い、祭りの本義である「疫病退散の祈り」を示した。それだけに、森宮司は「氏子のみなさんとこの喜びを分かち合いたい」と語った。  「3年かけて調査した結果が報われた」と顔をほころばせたのは、京都府教育委員会文化財保護課で建造物を担当する小宮睦参事だ。  八坂神社の本殿は、徳川幕府により江戸前期の承応3(1654)年に建立したことが確認されている。一般的な神社は本殿と拝殿という2つの別々の建物で構成されるが、八坂神社は神をまつる空間と拝礼する空間が同じ屋根のもとに存在する、古い伝統を引き継いだ形式をとっているのが特徴といわれてきた。  そこで平成29年から府教委が初の本格調査を開始。今年、報告書が出来上がった直後の答申だった。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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