「シコタンはロシアの始まり」穴澗港近くに壁画 「政治的意図はない」(北海道新聞)

色丹島の出入口 幅20メートル

 【ユジノサハリンスク細川伸哉】北方領土へのビザなし渡航で色丹島の出入り口となる穴澗(クラボザボツコエ)港付近に「シコタンはロシアの始まり」とロシア語で記された幅20メートルほどの壁画が今月、登場した。

 歯舞群島とともに平和条約締結後に島を日本に引き渡すと明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に日ロ両首脳が交渉を進めていることに、ロシア人島民の間に反発が起きているが、壁画製作を企画した男性は「領土を巡る政治的意図はない」としている。

ギドロストロイの加工場責任者が企画

 男性は、択捉島に拠点を置く水産企業ギドロストロイの色丹島にある加工場責任者。壁画は港付近にある建物跡を装飾するためで、最近行われた島内の子ども絵画コンクールで最優秀に選ばれた作品が原画という。今月初め、地元中高生や教師らが作業を行い、ペンキ代は同社が負担した。壁画は、湾が入り組んだ色丹島の風景や灯台、海獣や鳥、島内で咲く桜が描かれている。

北海道新聞社

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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