「ナイフと画びょうも持参」 同級生切りつけ、中1の加害生徒が説明

福冨旅史

 広島市の市立中学校で3日、1年の男子生徒(13)が同級生を包丁で切りつけてけがを負わせた事案で、加害生徒が学校の聞き取りに対し、「(包丁以外に)果物ナイフと画びょう1ケースを持ってきた」と話していたことが、市への取材でわかった。持参の理由は明らかにしておらず、県警が調べを進めている。

 市教育委員会によると、加害生徒は校舎の男子トイレで、同じクラスの男子生徒(12)を切りつけ、左腕に約1・5センチの傷を負わせるなどしたという。加害生徒は、別室で警察の到着を待つ間に、切りつける相手は「誰でも良かった」と話したという。

 市教委はこの学校にスクールカウンセラーを派遣し、4日までに生徒35人、保護者1人から相談を受けたという。

 学校では月曜から通常授業を始める予定で、生徒たちに心の不安を問うアンケートをする。市教委は「生徒の心のケアが最優先。フラッシュバックとなったり、不安感が強かったりする場合は軽減するようなカウンセリングをする」としている。(福冨旅史)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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