「ママ負けた」息子が喜ぶわけ 女流棋士も先が読めない

 13歳で女流棋士となった矢内理絵子さん(40)は、現在、2児の母。将棋と違い「先の読めない」子育てに奮闘中です。4歳の長男は、対局に負けると「ママ、負けちゃったねー」とにこにこ。そのかわいい理由とは――。

拡大する女流棋士の矢内理絵子さんと子どもたち=恵原弘太郎撮影

 4歳と2歳の息子がいます。2015年に長男を出産し、約1年対局を休場していったん復帰。その後次男を妊娠して再び産休と休みを取り、昨年4月、約2年ぶりに女流棋士として公式戦に復帰しました。

 現役の女流棋士は約70人います。出産時に長く休む人は少なく、出産前はそういうものだと思っていました。ただ、妊娠中につわりが入院するほど重かったのと、長男が3歳になるまでは子どもたちと一緒に過ごしたいと思い、夫とも相談して長く休みました。

長男が寝ると次男が起きて……

 長男の出産時は輸血を受けるほど難産でしたが、産後は家族のサポートを受けて乗り切りました。次男が生まれた時は2人の乳幼児がいて慣れない日々で、本当にあたふたしていました。長男が寝ると次男が起き、次男が寝ると長男が起き……。私はいつ寝られるのだろうと。

 3人で散歩に行った時、長男が…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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