「一家全員を殺そうと思った」19歳を殺人容疑で再逮捕 甲府事件

 甲府市で10月、住宅が全焼して住民夫妻の遺体が見つかった事件で、山梨県警は22日、市内の少年(19)=現住建造物等放火容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。少年は、この夫妻と長女と次女=ともに10代=の一家4人について「一家全員を殺そうと思った」と供述しているという。県警は一方的に好意を寄せていた長女に思いが通じず、逆恨みをしたとみて調べている。

 捜査1課によると、少年は10月12日午前3時半~50分ごろ、甲府市蓬沢1丁目の会社員井上盛司さん(当時55)方で、井上さんと妻章恵さん(同50)を刃物のようなもので突き刺すなどし、殺害した疑いがある。死因は失血死だった。少年は「大変なことをしてしまった」と話しているという。県警は供述や遺体の状況から、少年がガラスを割って室内に侵入し、抵抗する夫妻を複数の刃物で何度も刺したとみている。

 現場は2階建て住宅。2階で寝ていた次女が人の争うような声に気づき、1階に下りた際、少年と鉢合わせした。少年は次女の頭を殴ってけがを負わせたとして10月13日に傷害容疑で逮捕され、住宅への放火容疑で11月2日に再逮捕されていた。

 捜査関係者によると、少年は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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