「不安」「遅い」反応はさまざま…世界遺産の村も“観光自粛の緩和”もPR 全国の移動自粛解除で(東海テレビ)

東海テレビ

 新型コロナ対策で東海3県以外からの観光の自粛を呼びかけていた、岐阜県高山市など飛騨地方の2市1村。19日から全国の観光客を受け入れる「飛騨お目覚め宣言」を出しました。 ■全国の移動自粛解除受け「世界遺産」の村・白川村などが観光PR  岐阜を代表する観光地、高山市、飛騨市、白川村の2市1村の市長らが会見を開き、県外からの「観光自粛」を緩和する「飛騨お目覚め宣言」を出しました。 成原白川村長:
「あす6月19日、いよいよ長いお休みから飛騨は目覚めます!」 政府が19日から県をまたぐ移動自粛を全国で解除する方針を受け、「飛騨地方に観光に来てほしい」と広くアピールしました。 国島高山市長:
「長くお休みいただきまして、ありがとうございました。ようやく目覚めさせていただきました。大自然の中でリラックスしていただきながら、飛騨の旅を楽しんでいただきたいと思います」  2市1村では1か月半前に「飛騨お休み宣言」を出し、新型コロナ対策のため「観光に来ないよう」呼びかけていました。 高山市内では4月の観光客数が前年比の9割減となるなど観光面への影響は大きく、古い町並みでは18日も人通りは少なく、半分の店がいまだに「休業」状態です。 ■観光自粛の緩和受け地元は「遅い」「不安」…反応はさまざま 「お目覚め宣言」に合わせ全国の観光客の受け入れが始まることに、高山市民は…。 朝市の店主:
「(解除は)そんなこと今ごろやったって遅いと思います。1か月遅いです」 「朝市」は県の休業補償の対象でないため、1日も早く自粛解除してほしかったとの声も。 飛騨牛にぎり寿司店:
「沢山の観光客の皆さまが来てくださるのは嬉しいことなんですけれども、少しやっぱり不安でもあります」 ■外国人にも人気のハンバーガーショップ店主は営業方法に悩み  外国人からも大人気の高山市のハンバーガーショップは、4月以降の来店者は1日に10人未満の日もあり、テイクアウトなどで乗り切ってきました。19日からの移動制限解除には…。 ハンバーガー専門店の店主:
「率直なところ嬉しい気持ちが大半ではあるんですけど、やっぱり目に見えないウイルスと対峙して、向き合っていかなきゃいけないので」  飛騨地方ではこれまでに新型コロナ感染者は出ていませんが、19日からは東京都などからの客も来るようになるため、3密対策を徹底しながらどう営業していくか悩んでいる様子でした。 高山市は「飛騨の里」や「荘川の里」など4施設で、19日から7月いっぱい無料開放とするなど、観光客誘致に取り組みたいとしています。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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