「不自由展続けられる社会を」 マスコミ労組会議が声明

 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)で、企画展「表現の不自由展・その後」が中止になったことを受け、新聞労連、民放労連などで作る「日本マスコミ文化情報労組会議」は4日、「『表現の不自由展』が続けられる社会を取り戻そう」と題した声明文を出した。

 声明文では、河村たかし・名古屋市長が展示中止を求める抗議文を芸術祭実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事に提出したことを問題視し、撤回を求めた。「公権力が個々の表現内容の評価に踏み込んでいけば、社会から『表現の自由』や『言論の自由』は失われてしまいます」とした。

 さらに「民主主義社会をむしばむ卑劣なテロ予告や脅迫を非難しない政治家たちの姿勢も問題です」と指摘した。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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