「中洲で見た」雑踏に似ている顔、捜査員は尾行した 博多の女性刺殺

 福岡市博多区のJR博多駅前で女性が刺殺された事件は、元交際相手で飲食店従業員の寺内進容疑者(31)=博多区=が殺人容疑で逮捕された。福岡県警の捜査員は、白昼の繁華街の人混みに紛れた容疑者を見つけ出し、その後を追っていた。

 事件2日後の18日。捜査員は九州一の歓楽街、博多区・中洲で男を捜していた。

 男は、刺殺された会社員川野美樹さん(当時38)=福岡県那珂川市=の元交際相手。県警は、現場周辺の防犯カメラの映像などから事件に関与した疑いが強いとみていた。

 中洲で男を見かけた――。県警にはそんな情報が寄せられ、顔写真から街に潜む容疑者を捜し出す「見当たり捜査」にたけた捜査員が投入されていた。

マスクにフード、黒縁メガネの男

 午前11時過ぎ。雑踏の中に、黒っぽい服を着た男を見つけた。マスクをしてフードをかぶり、黒縁のメガネ。顔ははっきりと見えない。だが、似ていた。捜査員らは県警に情報を伝え、尾行を始めた。

 後を追うこと約800メートル。男は、ホテルや飲食店が点在する通りに入っていく。捜査員はここで、寺内容疑者と確信。職務質問として声をかけた。午前11時半ごろのことだ。

 近くで洋服店を営む50代女…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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