「仕事お願いしない」パワハラ受け同僚は自死、県立高教諭が停職処分

 宮城県教育委員会は2日、勤務していた県立高校で2020年秋、部下の30代の女性教諭をパワーハラスメントで自死に追い込んだとして、当時主任だった男性教諭(59)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にし、発表した。パワハラに起因する自死の事案で県教委が懲戒処分を行うのは初めてだという。

 県教委によると、男性教諭のパワハラが始まったのは20年6月2日。ほかの同僚教諭ら約10人が出席した校内の会議で、仕事の進み具合について、女性教諭をしつこく問いただした。その後、男性教諭は業務指示を基本的にメモを通して行うようになり、7月31日には「(女性教諭が)自分を避けている態度」に不満をぶつける内容の手紙を女性教諭の机の上に置いた。

 当時の同校校長は男性教諭にメモを出すことをやめ、女性教諭との意思疎通は校長を介して行うよう指示。だが、男性教諭は直接メモを出し続け、女性教諭を非難する内容もあったという。

亡くなる日の前日、女性教諭の卓上に置かれた手紙には

 男性教諭は10月22日、女…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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