「命削りながらようやくここまで」 ジャニーズ問題、当事者の会

 ジャニーズ事務所創設者、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと訴える元ジャニーズJr.らでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が4日、日本記者クラブ東京都)で記者会見を開いた。7人のメンバーは、性加害問題に言及した国連人権理事会の「ビジネスと人権」に関する作業部会の声明への感想や、今後の展望を語った。主な一問一答は以下の通り。

【冒頭】

 平本淳也さん「(作業部会の)会見を別室で拝見した。僕たちのメッセージがすごくストレートに伝わり、受け止めてもらった。ちょっと感極まってしまった。あそこまで語ってくれると思わなかった。真摯(しんし)に受け止めてくれ、僕たちに勇気をくれたという印象」

 石丸志門さん「いち芸能事務所と我々の問題ではなく、日本のエンターテインメント業界、芸能業界、そこに関わる全ての企業が救済措置を構築する必要があると、国連は言ってくれた。ここに登壇している我々もそうだが、心に病を抱え、生活に苦しんでいる人間がいる。みんな命を削りながら、ようやくここまでたどり着いた」

 中村一也さん「私が喜多川氏から被害をうけたのは21年前。(かつて喜多川氏の問題が注目された時に)今日のようにメディアが集まって話を聞いてくれていたら、被害者は増えていなかったかもしれない。この問題が二度と黙殺されぬよう、会のメンバーとともに行動していく」

 二本樹顕理(にほんぎあきまさ)さん「この活動を始めた時は、いち個人の声がいったい届くのだろうかと、非常に不安だった。国連の作業部会ははっきりと強い口調でジャニーズ事務所に対して提言をしてくれた。個人の声でも集まれば大きなものになるということを目の当たりにした」

 志賀泰伸さん「弱者がSNSで声を上げたら、たたきのめされ、つるし上げられる。そういった社会は決してあってはならない。私たちが経験したことをしっかり伝えていくことで、間違っていることは間違っていると、はっきり言える環境作りになればと思っている」

 イズミさん(仮名)「40年くらい前に被害を訴えたけど、話がなかったことにされたのを思い出す。今日はこんなにいっぱい(メディアが)集まってくれている、夢かなと思うけど、現実ですよね」

 ハヤシさん(仮名)「去年(イギリス公共放送の)BBCの取材が来て、出演した。当初は後悔もあったけど、今日の国連の会見を聞いていると、少しは社会に貢献できるのかなと思って、今は誇りを持っていこうと思っている」

【質疑応答】

 ――国連の作業部会は、ジャニーズ事務所側の調査について、透明性と正当性に疑念が残ると指摘した。調査はどういう段階にあるのか、そして調査はどうあるべきだと思うか。

 平本さん「現状で3人が再発防止特別チームから連絡を受けている。すでに二本樹がオンラインで聞き取りを受けた。石丸と僕は今月14日に予定されている」

 二本樹さん「特別チームは…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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