「地域の味」食用ジャンボうさぎ危うし 鶏肉に似た味、なぜ減った?

 秋田県内で100年以上にわたって飼育されている食用のジャンボうさぎが危機に直面している。近年はうさぎを食べることへの抵抗感もあり、飼育農家が大幅に減少。一方で、古くから愛された地域の食文化を守ろうとする動きも出ている。

 かつて飼育が盛んだった同県大仙市によると、この地域でのジャンボうさぎの飼育は1899(明治32)年ごろに始まった。

 農家の食生活の改善のため、岐阜県から大型の品種を導入し、さらに改良を重ねてきたという。大きなものは体重が11キロを超え、一般的なうさぎの数倍のサイズになる。

 当初から食肉用や毛皮用として飼育されてきた。近年は実験用動物としての需要もある。食用としては鶏に似た味で、癖がなく、鍋に入れたり、焼き鳥のようにして食べたりして地域で愛されてきた。

 しかし、うさぎを食べること…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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