「子どもには権利がある」 荻野目洋子さんが新曲に込めた思い 

【動画】児童労働について考える歌「宝石~愛のうた」を歌う、荻野目洋子さん=ILO駐日事務所提供

 歌手の荻野目洋子さんが、児童労働をなくす願いを込めた曲「宝石~愛のうた」をつくり、10日に福岡市の中学校で披露した。歌詞の一節には「you have rights(あなたには権利がある)」。生徒たちに「ずっと覚えておいてほしい」と呼びかけた。

 荻野目さんは10日、福岡市東区の市立和白中学校の体育館で、生徒らと児童労働について考える出前授業をした。ウクレレを弾きながら歌った「宝石~愛のうた」はこう始まる。

 誕生日って 沢山(たくさん)の愛 キミが生きるために 集まった宝石

 「誕生したときは、みんな宝石のように命の輝きをもっている」「いのちは宝物だから、宝石」と荻野目さん。

 戦争や貧困、災害……。取り巻く環境や人生のつまずきなどから、笑顔が消えてしまうことがある。大人が全部正しいとは限らない。「何かおかしい」と思ったら、子どもでもだれでも声を上げる権利があることを知ってほしいとの思いから、こう作詞した。

 you have rights

 ポジティブな気持ちになって希望を持てるよう願い、アップテンポの軽快な曲に仕上げたという。

荻野目洋子さん、児童労働問題と芸能活動を語る

荻野目さんが「宝石~愛のうた」を作ったのは、国際労働機関(ILO)の活動に賛同したからです。なぜ児童労働の問題に取り組むのでしょうか。10代から続ける芸能活動の近況とともに話してくれました。

 荻野目さんは、この曲や代表…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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