「山崎先生、若い方と議論楽しんだ」サントリー・鳥井氏

 鮮やかな視点と明敏な文章で文化や文明、社会を幅広く論じた現代評論の代表格で、芸術文化の振興に力を尽くした劇作家の山崎正和(やまざき・まさかず)さんが19日、悪性中皮腫のため死去した。86歳だった。葬儀は近親者のみで営んだ。

鳥井信吾・サントリー文化財団理事長のコメント

 日本を代表する知の巨人のご逝去は、誠に残念でなりません。サントリー文化財団は、山崎先生が構想された先見性に富んだプログラムを通じて、多くの若い研究者を支援してきました。今その研究者たちが社会の第一線で活躍しています。いつも山崎先生は若い方たちとの議論を楽しみ、その成長を温かく見守っていました。これからも先生の遺志を引き継ぎ、社会に貢献する道を探っていきたいと思います。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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