「帰国に結びつくよう行動を」 拉致被害者家族が訴え

 全ての拉致被害者の即時一括帰国を求める「国民大集会」が16日、東京都内で開かれた。拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(81)は日朝首脳会談の実現に期待を示し、「(政府には)帰国に結びつくよう、着実に行動してもらいたい」と訴えた。

 家族会や支援団体「救う会」などの主催で、約1千人が参加。横田めぐみさん(拉致当時13)の母早紀江さん(83)は「子どものことが分からないつらさがある。1回でいいから、『頑張ってきたね』と言って抱きしめてあげたい」。北朝鮮から2002年に帰国した拉致被害者の曽我ひとみさん(60)は1978年にともに拉致されたとみられる母ミヨシさん(拉致当時46)の救出を訴え、「帰国してから17年という長い歳月がたってしまった。元気で生きている母ちゃんに会いたい」と語った。

 集会には安倍晋三首相も出席。「拉致被害者のご家族もご本人も年を重ね、一刻の猶予もない。あらゆるチャンスを逃さずに果敢に行動していく」と述べた。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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