「広い世界を見てきたが、四国が好きだ」こだわりのアウトドア誌創刊

 四国4県の知られざるアウトドアスポットを紹介する自費出版誌「YON(ヨン)」が創刊された。西日本最高峰の石鎚(いしづち)山に魅せられた愛媛県のデザイナーが発案し、四国各地の若手クリエーターらが協力。ガイドブックでは読めないこだわりのルポルタージュが並んでいる。

 編集長で発行人は愛媛県西条市出身の日野藍(あい)さん(40)。神戸大を卒業後、関西や東京でデザイン会社に勤め、約10年前にUターン。市役所の嘱託職員として広報を担当した。

 小さな頃から運動は大の苦手で、登山とも縁遠かった。だが、2015年に県のイベントで登った石鎚山で「外遊び」の素晴らしさに目覚めたことが転機になった。「全国ではあまり話題にのぼらない、四国の自然や人を発信したい」という思いがわいた。

 21年には、雑誌「せとうち暮らし」(現、せとうちスタイル)の執筆を通じて知り合った高松市のデザイナー大池翼さんやカメラマン宮脇慎太郎さんらと、四国霊場60番札所の横峰寺(西条市)に登った。本づくりの構想を明かしたところ、特に宮脇さんから「絶対やるべきだ」と後押しされ、その気になった。

体験したことを自分の言葉で

 同年、市役所を辞めてフリーとなり、寄稿してもらいたい人に声をかけた。「地元在住かゆかりがあり、自然が好きで、自分の目で見て体験したことを自分の言葉で書ける人」が基準だった。

 それから2年余り。昨年10…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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