「心優しき死神」のうそと約束 女性を殺害するまでの「空白の1日」

 「心優しき死神(しにがみ)でありたい」

 ツイッター(現X)のプロフィル欄にそう記した男(54)は、SNSで知り合った大学生の女性(当時22)から依頼され、女性を殺害した罪などで起訴された。

 8月に札幌地裁であった初公判。白髪まじりの短髪に眼鏡をかけ、ジーンズ姿で出廷した無職の被告は、嘱託殺人や死体損壊罪などの起訴内容に間違いがないかを問われ、「ありません」と答えた。

 検察側、弁護側双方の冒頭陳述や、被告人質問などをもとに、事件の経緯をたどる。

 被告は高校を卒業した1987年、陸上自衛隊に入隊した。上司とのトラブルをきっかけに93年、自衛隊を辞め、営業職やタクシー運転手などの仕事をしたが、2015年に失業。17年からは心療内科に通院するようになった。

 「#死にたい人とつながりたい」

 「#自殺」

 「同じような病気の人と話したい」と考え、ツイッターのハッシュタグで検索しては、投稿者十数人とやりとりをした。自殺を手伝う具体的な方法を提案したこともあったが、いずれも相手が思いとどまるなどし、実現することはなかった。

 そんな中、昨年9月上旬、一つの投稿が目にとまった。

 「殺してください」

 被害女性の投稿だった。

 被告が「いいね」をつけると…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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