「手話」で歌詞が見えた! 写真展「第九のきせき」 東京・港区で

 ベートーベンの交響曲第九番「歓喜の歌」の歌詞を、聴覚に障害のある人たちが手話を使って表現した写真展「第九のきせき」が、東京都港区のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で29日から開催される。5月29日まで(月曜日休館、5月2日は開催)。入館料1千円。小学生以下無料(保護者の同伴が必要)。

 写真家の田頭真理子さん(東京都在住)が撮影した。「歓喜」「やわらかい翼」「神々の火花」など「歓喜の歌」の中に出てくる歌詞を音楽的にアレンジした手話「手歌」によって可視化した。聴覚に障害のある人たちが光る手袋を着け、「手歌」によって表現した歌詞を1~4秒の露光をかけて撮影した。会場には26枚の写真が展示されている。

 モデルとして撮影に参加したのは主に合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の子供たち。白い手袋を着け、歌詞を手話を使って表現する「サイン隊」と合唱する「コーラス隊」で構成されている。田頭さんは2017年の活動開始当初から撮影を続けている。

 会場では来場者もモデルとして参加できるフォトセッションも予定されている(有料で2千円)。撮影した写真は会期中、会場に展示される。また、手話体験のワークショップ(1千円)やミニコンサートなども予定されている。問い合わせはダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(https://djs.dialogue.or.jp/

 写真撮影では写真を見た聴覚…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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