「日本でひどい目に」をなくせ 元バックパッカーが作った無料サイト

 日本でひどい目にあった、二度と行きたくない――。技能実習生として働くベトナム人らがそんな思いをしないよう、企業と弁護士が協力して無料の学習サイトを作った。安心して生活してもらい、日本を好きになって帰国してほしいとの願いが込められている。

 サイトには、法律や習慣など日本の生活に必要な情報が盛り込まれている。「日本で働く方法」「給与から引かれるお金」「ゴミの出し方」「自転車に乗るときの注意」などのテーマがあり、各5分程度のアニメ動画が、やさしい日本語やベトナム語などで見られる。サイト名は「LIGHTBOAT(ライトボート)」(灯台船)。暗い海の目印に、との願いから名付けられた。

 「日本のことを悪く思うベトナム人が、増えているのを知ってますか」。きっかけは東京都内のIT企業で執行役員を務める斉藤心吾さん(44)=東京都目黒区=が、出張先のベトナムの日本語学校で聞いた一言だった。

 ベトナムには技能実習生など…

この記事は有料記事です。残り1390文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment