「漫画村」指示役の男に有罪判決 被告、控訴しない方針

 人気漫画の海賊版サイト「漫画村」をめぐる著作権法違反事件で、同法違反の罪に問われた住所不定、無職安達亙(わたる)被告(38)の判決公判が18日、福岡地裁であった。蜷川省吾裁判官は懲役1年10カ月執行猶予3年、罰金100万円(求刑懲役3年、罰金300万円)を言い渡した。被告は控訴しない方針。

 判決によると、安達被告は漫画村の運営者とされる星野路実(ろみ)被告(28)=同罪で起訴=や実行役の男女=同罪で有罪判決=とともに、2017年5月11日ごろに漫画「キングダム」516話、同29日ごろに漫画「ワンピース」の866話のそれぞれの画像ファイルを実行役の男の自宅で漫画村のサーバーに保存、誰でもダウンロードで見られるようにした。

 蜷川裁判官は、安達被告が男女に画像のアップロードを指示し「犯行で重要な役割を果たし、刑事責任は軽視できない」と指摘した。(棚橋咲月)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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