「熊に襲われ転落」情報の男性、遺体で見つかる 奈良の山中

 奈良県警と消防は15日、同県上北山村などにまたがる大普賢岳の山頂から約300メートルの登山道を約90メートル下がった斜面から、男性の遺体を発見し、収容した。「上司が熊に襲われ、がけから転落した」との110番通報を受けた捜索で、県警は死亡の経緯を調べる。

 県警によると、死亡したのは堺市の会社員小山悦志さん(46)。小山さんの部下(28)から14日午後0時40分ごろ110番通報があり、吹雪の影響で15日朝から消防とともに捜索していた。

 これまでの調べでは2人は14日午前7時ごろ、同県上北山村の和佐又ヒュッテを出発し、大普賢岳付近を登っていたという。部下の男性の県警への説明では、午前9時ごろに小山さんが熊に体当たりされ、30メートル下の斜面へ転落した。小山さんは頭にけがを負い、意識がなかったという。部下の男性は電波の通じる場所まで下山し、通報したという。

 県鳥獣対策係によると、今年…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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