「猫の島」の全70匹に不妊手術 観光客の餌やりで急増

 「猫の島」で知られる女木島(高松市)で10月、島にすむ全ての猫に不妊・去勢手術が施される。観光客の餌やりなどで、島の人口の半分近くに増えた猫の数を抑えるのが目的だ。

 実施するのは、島民らでつくるコミュニティ協議会。殺処分される猫を減らす活動をしているNPO法人「BONにゃん」(同市)や、獣医師の協力を受ける。

 協議会によると、島にいる猫は推定70匹。島の人口155人(9月1日現在)の約半数だ。島外からの捨て猫や観光客による餌やりで、4、5年前から急激に増えたという。

 島民らはポスターなどで餌をやらないよう求めているが、民家に入って食べ物をあさる猫も出てきた。このため、手術をし、餌の時間と場所を固定することで、人と猫の共存をめざすことにした。手術は10月1、2日。ケージをしかけて捕まえ、島内の施設で手術する。

 香川県内では2016年、男木島(高松市)や志々島(三豊市)でも、島内の猫を一斉に手術。同様に「猫の島」で有名な佐柳島(多度津町)は、全島での手術はしていない。(木下広大)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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