「神様どうか もう2年だけでも」 横田早紀江さん 体調不良明かす

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父で、家族会の初代代表を務めた滋さんが亡くなり、6月5日で3年を迎える。めぐみさんの母の早紀江さん(87)が30日、報道各社の取材に応じ、今年に入って体調を崩して入院していたことを明かしつつ、拉致問題の解決を改めて訴えた。

 拉致問題の進展は依然として見られない一方で、岸田文雄首相は27日にあった集会で、日朝首脳会談の実現のため「私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」と言及。北朝鮮の外務次官は29日、「日本が新しい決断を下し、関係改善の活路を模索しようとするなら、朝日両国が互いに会えない理由はない」との談話を出した。

 横田さんは「良いチャンスじゃないかと思います」と受け止めた。「(岸田首相には)本気でやってくださいと。日朝交渉をしない限り、目を見て話し合いをしない限り、本当の心はわからない」

 横田さんは今年3月はじめに…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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