「納豆は毎日食べる?」沖縄と茨城の中学生がオンラインで話したこと

 東京近郊の茨城県守谷市と沖縄・石垣島の中学生たちが、オンライン会議システムを使って、英語でそれぞれの地元への旅行を勧め合う交流をした。約2千キロを隔てた相手の街を互いにほとんど知らないなか、あの定番のイメージも話題に上がった。

 交流したのは、守谷市立御所ケ丘中と、石垣市立大浜中の2年生。「自分たちの住む地域の良さや魅力を伝える」という英語の授業だった。守谷市は東京通勤圏の住宅都市で、御所ケ丘中もニュータウン地域にある。大浜中は島南部の市街地にあり、新興住宅街から中部の農村地域まで広い校区を持つ。

 両校は授業の前に、互いの地域に抱くイメージをアンケートで尋ねた。守谷の生徒たちの大半は石垣が沖縄の離島だと知らず、「どこにあるの?」という反応。一方、石垣では茨城に対し「何もない」「納豆」というイメージを持つ生徒がほとんどだったそうだ。

英語でオンライン交流

 10月20日午後にあった御所ケ丘中2年2組と大浜中2年4組の授業を、御所ケ丘中で見せてもらった。ちょうど前週に「都道府県魅力度ランキング」が発表されたばかり。沖縄県が3位、茨城県は47位だった。

 「もっと魅力があるんだっていうところをアピールしてよ!」。交流を前に、授業を担当する大久保智巳先生が促し、生徒たちが一緒に、「Ibaraki is not only natto(茨城は納豆だけじゃない)」と声を合わせた。

 まず、大画面を使って代表の…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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