「罪悪感と感染リスク、でも…」営業再開、手探りの街

 街のにぎわいは取り戻せるのか――。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が7都府県に出されてから1カ月を迎えた7日。休業要請が緩和された地域では多くの店が再開し、少しだけ日常が戻ってきた。要請が続く東京などでも、手探りで営業を再開する動きがみられた。

 7日、全ての業種で休業要請が解除された宮城県。夕暮れ時、東北を代表する仙台の歓楽街「国分町」の人通りはまばらで、連休中と変わらなかった。仕入れた酒を店に運んでいたキャバクラ店の男性(40)は「まだみんな怖いんじゃないですか」と話した。

 それでも、午後5時に営業を再開した居酒屋「斎太郎」には、常連客の会社員山下駿さん(26)が開店直後にさっそく訪れ、ウーロン茶と枝豆を注文した。

 常連仲間と会うのを、何よりの楽しみにしていた。「連休中は居酒屋に行けなくて、ストレスがたまった。日常が少し戻ってきた」。連休中にはオンライン飲み会も試したが、同じ空間を共有できないもどかしさを感じたという。

 経営者の本郷修司さん(46)は「営業すれば罪悪感と感染リスク。しなければ経済的に追い込まれる板挟みだ」と話す。

「探りながらですね」

 4月初旬に、近くの英国風パブ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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