「自分が死んだら子どもがかわいそう」 水戸2児殺害容疑の母が供述

 水戸市平須町のアパートで8歳の男児と5歳の女児が殺害された事件で、2人に対する殺人容疑で逮捕された母親のパート従業員太田亜紀子容疑者(39)が、「自分が死んだら子どもがかわいそうだと思った」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。子どもと3人で暮らしていた太田容疑者が個人的な悩みを抱えており、自殺を考えたことが事件の背景にあったとみられる。

 また、水戸地検が、太田容疑者の事件当時の精神状態を調べ、刑事責任が問えるかどうかを判断するため、鑑定留置を裁判所に請求して認められたこともわかった。期間は25日から11月24日までの3カ月間。地検は医師などの見解を踏まえ、2人に対する殺人罪で起訴できるかどうかを判断する。

水戸地検、刑事責任に問えるか判断へ

 太田容疑者は7月24日未明ごろ、自宅アパート内で、就寝していた長男で小学3年の継真(けいしん)さん(8)と保育園児の長女梨心(りこ)ちゃん(5)の首を包丁で突き刺して殺害した疑いが持たれている。同日朝に「子どもを殺した」と自ら110番通報。その後、継真さんへの殺人容疑で逮捕された。勾留期限となった8月13日には梨心ちゃんへの殺人容疑で再逮捕された。

 これまでの調べで、太田容疑…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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