「船内クラスター」から3年 国際クルーズ船が長崎に寄港

 乗客約300人の国際クルーズ船「オイローパ2」(マルタ船籍)が16日、長崎港長崎市)に入港した。船内で新型コロナの集団感染が起きた「コスタ・アトランチカ」から3年。感染拡大で見合わせていた寄港が3年ぶりに再開した。訪日観光客の増加にも期待が高まっている。

 午前8時。全長225メートル、総トン数4万2830トンの白色の船体が長崎市の松が枝岸壁に姿を見せ、ゆっくりと接岸した。長崎港では、和太鼓の生演奏でお出迎え。船内のバルコニーから手を振ったり、カメラを構えたりする乗客の姿も見えた。

 友人と一緒に長崎港のクルーズ船を見に来た近所の女性(72)は「これから長崎が活気づいていくのかなと思って歓迎しています」と話した。下船した乗客らはバスに乗り込み、長崎市内の観光へ。クルーズ船はこの日夕、韓国・釜山へ向け出港した。

■「コスタ・アトランチカ」1…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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