「茶色い水が一気に広がった」再びの浸水被害に住民不安

【動画】冠水した佐賀駅周辺の道路=松岡大将撮影

 14日も続いた大雨。2年前にも水害が起こった佐賀県武雄市では川が氾濫(はんらん)し、再び広い範囲で水につかった。今後も雨は続く見込みで、住民には不安が広がる。13日に土砂崩れで死者が出た長崎県雲仙市では、雨が降り続くなか、行方不明となっている2人の捜索が続けられた。

 佐賀県では14日午前2時15分に武雄市嬉野市に大雨特別警報が出され、午前8時までに佐賀市鳥栖市など県内13市町に広がった。武雄市朝日町の料理店の従業員、野田善洋さん(50)は「1階の調理場が浸水し、周囲の住宅も茶色い水につかっている。両親と家にいて、外に出られず不安だ」と話した。

 13日夕方から夜にかけても周辺に雨水がたまり、店が浸水。ポンプによる排水で水がはけたが、14日の午前5時ごろから、川からあふれた水で再び浸水したという。「茶色い水が一気に家の間を縫うように広がっていった。なかなか水が引かない。ポンプも止まっている」と話した。

「ひどい雨だ。こりゃ駄目だ」

 同市では2019年にも広範…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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