「虐待受けた認識ない」 村立保育所の保護者、報告書の精査を求める

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東孝司 能登智彦

 徳島県佐那河内村の村立佐那河内保育所(園児50人)で虐待を含む30件の不適切保育を確認したとする報告書が作成されたことを受け、園児の保護者有志が10日に記者会見を開き、「我が子が虐待を受けたという認識はない」などと報告書を疑問視し、村に精査するよう求めた。村は保育士の処分決定の延期を決めた。

 会見したのは、保育所に通う園児の保護者6人。「女性保育士5人から被害を受けた」と報告書が認定した園児の親も含まれている。

 保護者らは、村からの依頼で弁護士らがまとめた報告書について、「保育士(の行動)には動機や背景があるはずなのに、それにもかかわらず虐待と位置づけられている」と不信感を訴えた。被害を受けたとされた園児の父親は「虐待をするような先生に子どもは寄っていかない。子どもが答えを出している」と主張した。

 そのうえで、保護者らは「私たちが報告書の内容に納得ができるようになってから、保育士に適切な処分をしてほしい」と語り、村側との話し合いや村議会への働きかけを検討するとした。

 保護者らが村側に確認をしたところ、報告書が虐待と認定した15事例のうち、保育士が行為を認めたのは2例だったという。その2例も、「児童が逃げられないようにしたうえでスプーンでその口に押し入れて食べさせた」のではなく、「園児がのけぞって後ろに倒れないようにしていた」であったり、「下半身をおむつだけで過ごさせた」のも「洗濯物を増やさない配慮から」だったりと、それぞれ理由があったという。

 村は保護者有志の意見を踏まえ、保育士の処分内容を説明するために12日夜に開く予定だった保護者説明会を延期するとしている。(東孝司)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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