「見た人ほとんどいないのに…」 津田芸術監督一問一答

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止となっていた企画展「表現の不自由展・その後」について、芸術祭実行委員会の会長を務める愛知県の大村秀章知事は25日、「条件を整えた上で再開をめざしたいと考えている」と表明した。これを受け、芸術祭の津田大介芸術監督が25日、記者会見を開いた。会見での主なやりとりは以下の通り。

     ◇

 あいちトリエンナーレ芸術監督の津田大介です。コメントを述べさせていただきます。非常に迅速に検証いただいた検証委員会に感謝いたします。さきほど(大村)知事から厳重注意を受けました。勇み足もあったと思います。厳粛に受け止めたいと思います。2回目の検証委員会で、(作品をどう見せるかという)「キュレーション」の問題が大きかったというのは理解しましたが、それが本質であるというのは納得いかない部分はあります。攻撃してきた人の大半が実際には展示を見ていないわけですから、実際に見た人がほとんどいないのにキュレーションの問題というのは考えにくいというか、見ていない人にどうキュレーションすれば今回の事態を招かなかったかは疑問が残ります。

 気に入らない作品が展示されて…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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