「誹謗中傷は心の殺人」 元ジャニーズJr.ら立憲の会議で対策訴え

 旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者、故ジャニー喜多川氏からの性被害を告白した元ジャニーズJr.らが7日、ネット上での誹謗(ひぼう)中傷をテーマに立憲民主党が開いた会議に出席し、「早急な対策が必要だ」と訴えた。被害を告白した人たちへの誹謗中傷をめぐっては、刑事告訴や被害届の提出が相次いでいる。

 出席したのは、元ジャニーズJr.の二本樹顕理(あきまさ)さん(40)、中村一也さん(36)、大島幸広さん(38)。誹謗中傷の対策に取り組み、元Jr.の支援もしているNPO法人「ビリオンビー」の森山史海理事長も参加した。

 二本樹さんは、喜多川氏の性加害を告発した5月から、ネット上で「金目当て」「タレントになりそこないの負け犬」といった投稿が繰り返され、大阪府警に被害届を出している。「ここまでひどくなるとは思っていなかった。性被害の証言をするだけでもつらいのに、二重苦となっている」

 喜多川氏からの性被害を告白した後、誹謗中傷を受けていたという40代の男性が自殺した件についても触れ、「早急な対策が必要だと思う」と訴えた。

 中村さんや大島さんも、性被害を告白した直後から誹謗中傷が相次いだといい、「心の殺人とも言える」「自分が誹謗中傷をしているとは思わずにやっている人も多いのではないか」と話した。

 森山理事長は、投稿の削除や…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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