「辞職以外の選択肢なし」 岐南町長の99のセクハラ認定 第三者委

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保坂知晃 嶋田圭一郎

 岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)が複数の女性職員の体を触るなどしていた問題で、事実確認をしていた第三者調査委員会は27日、調査報告書を町に提出した。尻を触るなど少なくとも99のセクハラ行為を事実認定したほか、職員に「クビ」「降格」といった言葉を伴う恫喝(どうかつ)を日常的にしていたとして「即時の辞職以外の選択肢はない」と結論づけた。小島氏による調査妨害も認定された。(保坂知晃、嶋田圭一郎)

 小島氏は報道陣の取材に「中立的な調査ではない」と第三者委を批判した。28日に改めて記者会見する。これまで「第三者委の事実認定を待って(進退を)判断する」と述べており、自身の進退について言及するとみられる。

 報告書によると、小島氏について、多くの女性職員に対し、頭をポンポンと触る▽手に触れたり触らせようとする▽自分のズボンのすそをまくり上げ、すねを見せつけたり触らせようとする――などの行為が認められ、いずれもセクハラと認定された。「性的羞恥(しゅうち)心を害しかねない言動」も多数あったという。

■特定の女性職員を呼び出し…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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