「送りつけ商法」詐欺容疑で男3人逮捕 全国で1300件被害か

 注文をしていないのに、商品を高齢者に無断で送りつけ、代金をだまし取ったとして、千葉県警がいずれも神奈川県に住む男3人を詐欺の疑いで逮捕したことが4日、捜査関係者への取材でわかった。県警は、このグループが関与したとみられる同様の詐欺被害の総額が4千万円近くに上るとみて、裏付け捜査を進める。

 捜査関係者によると、逮捕されたのは川崎市平塚市に住む50代、30代、20代の男。3人は2021年7月以降、千葉県木更津市我孫子市の高齢女性2人に健康食品のメーカーを装い、通常価格が2千~4千円のサプリメントを送りつけ、1人当たり約3万円をだまし取った疑いがある。

 男らのグループは高齢者宅に商品を送り付け、一軒一軒に電話をかけて代金を請求。被害者と商品購入の契約を交わさず、うその請求書をもとに代金を要求していたとみられるという。商品は高麗人参(にんじん)やブルーベリーなどを原料とするサプリメントが中心だった。

 県警は、同様の被害は全国で1300件ほど確認。被害者は38都道府県で400人を超えるという。中には、最大で約300万円をだまし取られた被害者もいたという。(宮坂奈津)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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