「遊」「思」「食」 三つのキーワードで記者が推すGWの東京めぐり

 ゴールデンウィークが始まりました。行き先、楽しみ方は数あれど、いざ何をと、考えると迷うものです。そこで今回は、東京を取材する記者3人が個人体験も交え、おすすめの楽しみ方を紹介します。さあ、みなさんは、どこで何をして過ごしますか?(川口敦子、井上恵一朗、抜井規泰)

「遊」 はらぺこあおむしの世界を体験

 受付を済ませ、靴をげた箱に入れると、目の前には三つの扉。さて、どれを選ぼうか。娘(5)の背中を追いかけ、緑の迷路を抜けると、絵本の世界観がそのまま広がっていた。

 「ほら見て! あおむしいたよー」。娘にかける声が弾んでいるのが、自分でもわかった。都会の中で年齢に関係なく非日常を味わえる。「プレイパーク エリック・カール」はそんな屋内施設だ。

 エリック・カールは、世界的ベストセラー絵本「はらぺこあおむし」の作者。「あおむしのように、子どもたちは成長し、やがて羽を広げる」との言葉を残している。あちこちに顔をのぞかせる動物の絵や、ビート板の廃材で作られたカラフルな椅子。触れると、作者の優しいまなざしを体感したような気分になった。

 記者はすでに4度、来館している。シラカバの木を使ったアスレチックあり、様々なワークショップが体験できるアトリエあり。ブースを行き来しながら、その日の気分で楽しめる。

 取材した日はあいにくの雨。プレイパークは田園都市線二子玉川駅直結のショッピングセンターにあり、ぬれずに行けるのもありがたい。(川口敦子)

【メモ】

プレイパーク エリック・カール

住所:世田谷区玉川2-21-1二子玉川ライズS.C.タウンフロント8F

電話:03-6431-0093

営業時間:午前10時半~12時半、午後1時半~3時半、午後4時半~8時の入れ替え制。公式サイトから事前予約が必要

入場料:大人・子ども同一料金で初回2500円、2回目以降は2千円。1歳未満は無料

「思」 三鷹 残る農村時代の風景

 JR三鷹駅からバスで約20分。三鷹市が農村時代の原風景として整備する「大沢の里」を初めて訪れたのは昨春のこと。ここで栽培されてきたワサビが、貴重な在来種だったという話題を取材するためだった。

 野川のほとりに、明治時代の古民家がたっている。周囲で白いカラーの花が咲き誇り、耕作前の水田にはレンゲや菜の花が色を添える。奥まった崖沿いの、水が湧き出る一画に足を運ぶと、緑色のワサビの葉が生い茂っていた。

 素朴な感動に包まれた。東京…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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