「閉じ込められたらクラクション、教えよう」 専門家は

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棚橋咲月、小川裕介

 車内に閉じ込められたら、クラクションを鳴らして――。福岡県中間市の保育園で男児(5)が送迎バスに閉じ込められて死亡した事故を受け、こんな対応を子どもに教えるよう呼びかけるツイートが拡散している。「知らなかった」「子どもにすぐ教えた」といった共感が広がる。

 ツイートを発信したのは、Dr.リノさん。これまで3万回以上リツイートされた。SNSを通じて取材を申し込み、その思いを聞いた。

 リノさんは京都府小児科医で、子どもの事故を防ぎたいと、家庭で気をつけるべきポイントなどについて積極的にツイッターで発信してきた。

 倒壊した家屋やがれきに閉じ込められたら、大きな音を出して周囲に知らせなければならない。同じ考え方で、「自分のオリジナルのアイデアではないが、『自動車内に閉じ込められたらクラクション』という発想は、私の中ではありました」という。

 ただ、子どもは車のハンドルに触ってはいけないなど、運転席に近づかないよう教えられていることが多い。緊急時では、「良い子」ほど親の教えを忠実に守ろうとするという。

 そのためリノさんは、非常時には「壊したらどうしよう」「怒られるかも」と思わず、とにかくクラクションを鳴らしたり、窓ガラスをたたいたりして、「周囲に自分の存在を知らせ続けるように」と教えることが大切だと指摘する。

 自身も6歳の子どもがおり、今回の事故に大きな衝撃を受けた。閉じ込められたらどうするかと息子に尋ねたら、返事は、笑顔で手を振りながら「助けてー」。「あらためて我が子にクラクションの位置や鳴らし方、とにかく全力で騒ぐように指導しました」

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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