「食べ物に髪の毛」 詐欺事件捜査で51件の被害を確認

杉山あかり

 ケーキやうどんに「髪の毛が入っていた」などとうそを言い、店から金をだまし取ったとして、福岡県警福岡市西区姪の浜2丁目、無職の日南恵子容疑者(52)を詐欺の疑いで逮捕、追送検し、一連の捜査を終えたと1日、発表した。

 西署によると、日南容疑者は2~4月に同市西区のケーキ店やうどん店で「ケーキに髪の毛が入っていた」「タクシーで来たけん5千円ちょうだい」などとうそを言い、買っていない食品の代金と自宅からの交通費として、店から計約2万3千円をだまし取った疑い。

 署はこのほか2019年3月~今年5月に、福岡、糸島、宗像市パン屋、唐揚げ店、ピザ屋などの食料品店で、未遂を含め同様の被害を計49件(被害総額約22万3千円)確認した。

 2月に被害に遭ったうどんのチェーン店では、返品や返金を要求する客がレシートを持参しなかった場合の対応について取り決めがなかったため、事件後、その場で対応せず本部の事務所に報告するよう、運営会社がマニュアルを変更したという。(杉山あかり)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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