「106」の機体番号、事故陸自ヘリと一致 残る4人は周辺におらず

 沖縄・宮古島沖で沈んでいた陸上自衛隊のヘリの機体主要部周辺の捜索で、これまで見つかった6人以外の姿は確認されなかったことがわかった。4月6日に消息を絶った当時は10人が乗っており、防衛省は残る4人が機体主要部から離れた場所に流された可能性があるとみている。

 ヘリはレーダーから消失した1週間後の13日、ソナー探査で海底に沈んでいることが確認された。その場所に海上自衛隊のダイバーが潜水して捜索したところ、16日に5人、18日にも別の1人が見つかった。6人はいずれも引き揚げられ、死亡が確認された。

 関係者によると、2日に機体主要部を引き揚げた民間船舶は3、4日も海底の捜索を続け、一部の部品を回収した。ただ、新たな人の発見はなかったという。機体などを載せた回収船は4日午後、熊本県の八代港へ向かった。陸路で陸自高遊原(たかゆうばる)分屯地に運ばれる予定。

 引き揚げられた機体を調べたところ、操縦席のドア外側に「106」の記載があった。同機種で他の機体に同じ番号が振られることはないことから、防衛省は、消息を絶った106号機と断定した。また、機体から見つかったフライトデータレコーダー(FDR)は当初の設置状態のままだったこともわかった。

 FDRは、飛行時の機体の高…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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