「60年代パーマ」より「まつエク」を 美容師国家試験見直しへ

 厚生労働省の専門家による検討会は13日、美容師の国家試験科目を見直す議論を始めた。試験では、1960年代に流行したが、今はほとんど見られないパーマの実技がある一方、近年人気の「まつ毛エクステンション」の実技がないなど、業界団体から見直しを求める声が高まっていた。3月に方針をまとめる。

 美容師免許は美容師法に基づく国家資格。都道府県知事が指定する養成施設を修了後、国家試験に合格する必要がある。試験は年2回あり、筆記と実技が課される。年間の合格者は約1万8千人。

 この試験について、昨年7月にあった政府の規制改革推進会議の作業部会で、内容が時代に即していないとの指摘があがっていた。特に、実技で試される可能性があるパーマ技術「オールウェーブセッティング」は、1960年代に流行した髪を波立たせる髪形だが、現在はほとんど使われないという。それなのに、習得には時間がかかる。

 検討会では、オールウェーブ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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