「Z世代」女性が東京の市議選で2位初当選、共感呼んだ訴えとは

 若者の投票率向上や政治参加、女性議員の増加も焦点となった統一地方選東京都国分寺市議選(定数22)では、選挙に初挑戦した無所属の27歳女性が2位当選を果たした。縁もゆかりもなかった土地で、若者が政治に関心を持てるよう「突破口を開きたい」と飛び込んだ。政治への思いや選挙での手応えは――。「Z世代」の一人の戦いを追った。

 開票された23日深夜、自宅にいた鈴木千尋氏は友人からの電話で当選を知った。「ネットで開票速報はフォローしていたが、よくわからなくて」

 24日夜に選挙スタッフや支援者ら十数人が集まった報告会で、万歳三唱や花束贈呈など、選挙後の決まり切ったセレモニーはなし。「うれしいより、いただいた2587票の重みをひしひしと感じて緊張している。これからが戦いの本番。気候危機や若者支援など取り組むことはいっぱい」などと話した。

優しい口調、普段着で臨んだ選挙戦

 「政治に無関心でも、政治と…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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