【写真まとめ】東日本大震災、空から見た「復興」 12年前と比較

嶋田達也

【動画】12年後の被災地は今 東日本大震災=熊倉隆広撮影

 甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から2023年3月11日で12年となります。発生当時の空撮写真と比べながら、被災地の「今」を上空から撮影しました。岩手、宮城、福島の様子を2011年の震災発生直後の状況と、様変わりした現在の様子を写真で比較しました。

 各地の被災地では、津波対策で巨大な防潮堤が築かれ、土地のかさ上げ工事が完了しています。しかし、高台などへの住民の集団移転などの結果、空き地が広がる地域が多く見られました。

 太平洋に面した仙台市若林区荒浜地区は、津波により大きな被害を受けました。同地区は住宅の建設が禁止される「災害危険区域」に指定され、内陸部への集団移転が進みました。跡地ではカフェやキャンプ場などの複合施設が開業する予定です。

 大震災発生翌日に撮影された東京電力福島第一原発を見ると、平常時と変わらないように見えます。しかし、この日の午後に1号機の原子炉建屋水素爆発。その後も3号機、4号機と水素爆発が続きました。現在は敷地内に「処理水」を保管するタンクが大量に並んでいる様子がわかります。

 現在の写真はいずれも2023年3月5日に、朝日新聞社ヘリで撮影しました。大きく変化した被災地の現状を見ながら、それぞれの「復興」に思いをはせました。(嶋田達也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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