【実験】冬の感染対策 乾燥で飛沫の飛散より長く(テレビ朝日系(ANN))

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近づく本格的な冬。
14日、東京や神奈川・千葉などでは乾燥注意報が発表されました。 (40代会社員)
「今週入ってぐらいから目の周りが乾燥し始めています」 こうした「乾燥」はウイルスにとっては「好条件」で、新型コロナも例外ではありません。
そこでサタデーステーションは微粒子も撮影できる特殊なカメラを使い、湿度によって飛沫の飛び方がどう変わるのか実験してみました。 湿度を80%にした部屋でくしゃみをすると、飛沫の多くは、くしゃみをした人から1mほどの場所に落ちていきます。
一方、湿度30%、乾燥した状態では普通のカメラでは同じように見えますが、特殊なカメラで見ると、飛沫は2mほどのところで落ちていきます。
比べてみると湿度が低い方が飛沫は長く飛んでいるようです。 10月、理化学研究所が発表した「富岳」によるシミュレーションでも湿度が低い方が長く漂うことが分かっています。
湿度が低いと飛沫の水分が急速に蒸発し軽くなるため、空気中をより長く漂うのだといいます。 そして気温が低い場合もウイルスには「好条件」になります。
新型コロナウイルスの感染力の変化を温度ごと記したグラフを見ると、37℃ではおよそ2日で感染力を失いますが、温度が下がるとその時間は延び、4℃では2週間経っても感染力は衰えていません。 「低温」と「乾燥」、感染リスクが高まる一方で年末年始には会食の機会が増えてきます。
どのようにすれば感染を防げるのでしょうか? (“新型コロナ”対策分科会 尾身茂会長・9日)
「食べるときに左手で(マスクを)外して、食べる時はしゃべらない。食べ物が食道にいったら(マスクをつけて)またおしゃべりをする」 マスクをしないで食事中に大声で笑うと… (研究所職員)
「大皿料理だったら飛沫みんな食べちゃいますね」 向かいに座る人にも飛沫が届いています。
それに対しマスクを使った場合は、マスクを着けたり外したりがせわしないですが、飛沫は本人の周りに留まっています。
感染のリスクが高まる冬に向け様々な工夫が必要となりそうです。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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