【特集】“白浜の味”を届けたい…コロナで苦境の観光業界 奮闘する人々(読売テレビ)

ホテル倒産相次ぐ中 新プラン“ホテルシェルター”に活路を

「万が一陽性のお客さんがいても大丈夫なように、医療機関と同じような運営ガイドラインを作っているのね」(株式会社チルン・龍崎翔子社長)

大阪や京都で5つのホテルを経営する龍崎翔子さん。4月8日、緊急事態宣言が出された事を受け、ホテルの休業に踏み切った。そんな苦しい局面を打開しようと、今、新たなプロジェクトを立ち上げている。

「ホテルシェルターというプロジェクトを考えている。家にいるのが全ての方にとって安全かというと、そうではないと思っていて。ホテルという選択肢を取ることで、そういった方々の安全が守られる可能性があるんじゃないかと思っている」(龍崎翔子さん)

医療機関で働いていて家族が住む自宅に帰るのが不安な人や、電車やバスでの通勤を避けたい人、家庭内暴力の心配がある人などの利用を想定している。

4月29日。「ホテルシェルター」のオープンを2日後に控え、急ピッチで準備が進められていた。

「スタッフは奥にある1階の客室を自分のオフィスとして使い、基本的には遠隔でコミュニケーションを取ります。ここは普段はロビーなんですけど、スタッフが着替えをしたり、体を清潔にしたり、そういった途中区域として、使っていくつもり」(龍崎翔子さん)

医師に指導を受け、従業員のエリア、宿泊客のエリアとその中間の3つのエリアに区分けをした。万が一、ホテルに宿泊した人が新型コロナウイルスに感染していたことが発覚しても、感染を広げないための対策だ。宿泊は、7泊8日以上を想定していて、滞在期間中、従業員が客室に清掃に入ることはない。

「京都のホテルで1週間泊まった経験から言うと、めっちゃゴミ出るんです」(龍崎翔子さん)
「今回1階で飲食提供しないから、ここで食べる。ゴミは多いと思います」(スタッフ)
「ゴミ箱があふれちゃうんで」(龍崎翔子さん)

宿泊者が自ら掃除をする仕組みにしたいと考えているが、どうすれば清潔に保ってもらえるのかが課題だ。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment