あの日、ここは学校だった 経験、語り継ぐ高校生

東日本大震災9年、復興のバトン

 昨年、ラグビー・ワールドカップで沸いた岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム。震災前、ここには鵜住居小学校と釜石東中学があった。津波に襲われたものの、子どもたちは高台に逃げて無事だった。

 当時、小3だった洞口留伊さん(18)は避難した児童の一人。スタジアムの完成後、訪れた観客に母校で起きた出来事を伝える活動に取り組んだ。中学生に手を引かれて走ったこと、支援物資として届けられた勉強道具や応援メッセージに感激したこと――。釜石高校の同級生の佐々木千芽(ゆきめ)さん(17)や野呂文香さん(18)とともにあの日々の記憶を語ってきた。

 3人は今春、進学で釜石を離れる。だが、高校では後輩たちが震災を伝承するグループを立ち上げた。洞口さんは「防災意識を風化させないためにも、多くの人に語り継いでいってほしい」。(西畑志朗


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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